
突然ですが、前座馬券ブログ長期休養に入ります。
「前座馬券ブログ始めます」で始まった当ブログ。「予想エンターテインメント」をモットーに無い知恵を絞り、週末夜遅くまたは休日早朝に予想をたたき貼る生活が5年近く。よくここまで続いたものだと半ばセンチメンタルに振り返ってしまう今の自分は、真の意味で年をとったのでしょうか。
収支のプラマイは二の次で、素人だってこんな予想で馬券が取れるんだということをできるだけ多くの方々に伝え、何かを感じていただくのが毎週の3連勝馬券予想貼り付けの意義でした。そう、凡人だって頭を使えばそれなりの大金を得ることができることを証明して見せたかったのが真意。だから決して嫌味な馬券自慢じゃなく、賞賛批判を浴びながら週末にはフェアに「決断」を下してきました。何もかもが便利になり、自分で決めなくても何となく事が運んでしまいがちな今の世の中で、身銭をかけて常に不利な確率の裏側にあえて手を伸ばす。それが週末の楽しみでもあり、ちょっとした誇りでもありました。しかしながらそれにはある程度の余裕と余暇を楽しむ充実感が必要でして、それを感じなくなった今、「競馬予想エンターテインメント」を成立させることが難しくなりました。そして少し疲れた…。
大学を卒業し、学生気分が抜けきらぬまま怠惰に日々を過ごすこと数年。紆余曲折を経た後、今の「宮仕え」の道を歩み始めて早20年少々。大学卒業同期たちが時のバブル成長の企業で目の飛び出るような報酬を享受する一方で、その2割がやっとの賃金に自らを笑いながらも腐らずこつこつ働いた若い頃が懐かしい。今では景気が悪いのにもらいすぎとばかりにここ十年近く言われ無き減給、また十年ほど前は地元万博開催協力という名の強制上納金の憂き目に遭い、今年の年収は採用後2年目のレベルまで逆戻った。ざまあ見ろと思うなら思えばいい。しかし自由な独身だった頃と、妻子ある責任重い今が同じ価値で測られてはたまったものではない。血税に助けられて高給を守るどこかの半官民営の航空会社社員やどこぞのメガバンク行員のようなブルジョアじゃなく、一庶民ただ平凡で安定した暮らしをしているだけなのだ。毎日一生懸命働いても収入が下がる一方なら、あきらめ気分で行っていたサービス残業を廃し、自らの時間を大切にするしかない。そして自分はそれを家族や趣味に還元していく。係る公的サービスが今後充実しないとしても、それは仕方のないこと。それぞれが責任を持って生活していく時代なのだから、少々の不便で公共機関に不平不満を言っては筋違い。都合の良いときだけ人に頼るとは虫が良すぎます。
競馬で勝った負けたが笑っていえるのは、きちんとした生活基盤があってこそ。生活が安定することによって生まれる余裕が予想を充実させてきたのだと思います。生活金銭に余裕を見いだせない今、3連勝式馬券が買えなくなるのは少々寂しいですが、増えた時間を有効に利用し、新たな競馬への取り組みを試行錯誤する所存であります。競馬思考のリストラクチャリング(再構築)こそが新たな馬券術を生むことを願って。勝ったらすき焼きでも食べに行く、そんな庶民的な夢が馬券で実現できればいいんです。「休養明け」にまたどこかで楽しくお会いしましょう。
※3連勝式馬券予想は、しばらくの間お休み致します。ただし、軸馬予想は
前座馬券HPにて今後も継続致します。
※最高払戻 2006年10月22日 京都11R(菊花賞) 3連単 18-13-5 ¥144,520